KomodoEditに期待
最近まで知らなかったのだが、ActivePerlで有名なActiveState社がKomodo Editというスクリプト系言語(いわゆるLight Weight Language)用のエディタを出している。
Komodo Editとは
元々Komodo IDEというシェアウェア製品があり、そのエディタ部分を切り出してフリーにしたらしい。機能的には、非常に多種の言語(Perl, PHP, Python, Ruby, Tcl, JavaScript, CSS, HTML, XML, RHTML, Template-Toolkit, HTML-Smarty, Django)をサポートし、マルチプラットフォームで動作、タブによるファイル切り替え等などとても高機能なのだが…。
なんとこれ、XULで作られているらしく、xpiでの機能拡張が可能。道理で起動は多少遅いはずで、うーん?と思ったのだが、拡張機能が多数提供されればFirefox同様非常に便利になる予感。こ、これは期待できる…。
つか、LWLに限る必要ないんじゃ? Webを検索してみると、eclipseと比較している人がいる。確かにXULとはいえeclipseよりは軽く感じるし、Javaへの依存もない。デバッガとの連携とかコード管理とかが不要なら、気軽に使えて、アリなのかも。
現時点ではまだ待ち
現状では、まだまだ多言語対応(プログラミング言語でなく実言語ね)が本格的になされているわけでもなく、有志による日本語化も不完全で、コードの色分け表示もカスタマイズ性が足りない。個人的にはTabコードや改行等のコントロールコードの表示設定が保存されないこと、Tabコードの色設定ができないことが痛い。
文字コード的には、UTF-8なら問題ないようなのでxpiの作成には困らない。が、EUCやShift_JIS、ISO-2022-JPの対応などは若干手を入れる必要がある模様。
ダウンロードはActiveState社のコミュニティサイトのダウンロードページが便利。2008年6月末の最新は4.4.0が出たばかり。
数ヶ月スパンでバージョンが0.0.1くらい上がっているようなので、今後に期待しよう。
最終更新時間:2008年06月29日 21時28分02秒