gpac(MP4Box)のビルド 2010.05
MP4を扱う上では欠かせないツールであるmp4boxのビルドに関しては、gpac(MP4Box)のビルドで以前に一度書いている。が、今現在は大分楽なようなので書いておく。
前提
- 今回も、MP4Boxのみを対象とし、かつ関連ライブラリは含めない。
- 試したソースは2010/05/23にcvsから取得したもの。
- 日々刻々と変わるものなので多少変化していても勘弁。
- ビルド環境はMinGW猫科研究所パックのa006。
- gccのバージョンは恐らく問わないが、筆者は4.5.0で行った。
- DLL不要版で作る。
cvsからソースを取得
2010/05/24現在、gpacの公式最新版は0.4.5だが、これはもう1年以上前のリリースだ。最新版を得るためにはcvsを使用する。
$ cvs -d:pserver:anonymous@gpac.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/gpac login $ cvs -z3 -d:pserver:anonymous@gpac.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/gpac co -P gpac
最初のコマンドでパスワードを聞かれるが、そのままEnterを押せば良い。
ビルド
以前よりも遥かに楽。
$ ./configure --strip --static-mp4box $ make lib apps
これだけで、<gpac>/bin/gccにMP4Box.exeが完成する。
最終更新時間:2010年05月25日 06時29分49秒