x264関連の記事に関して
最近、有名になってきてしまい、一部に影響力が出てしまいそうなのでまとめて警告する。
信用するべからず
猫科研究所ではx264関連の解説的な記事を書くことがある。しかし、これらは基本的に猫科研究所はこう理解してるというだけだ。公式見解でも無ければ、コーデックの専門家による説明でもなく、素人の知ったかぶりであり、一切の保証はないので注意されたい。
一言で言えば、猫科研究所が勉強した記録であって、世間様に教えるというレベルの記事ではない。まぁ、どうしても知ったかぶりに書いてしまうことはあるのだけど。
もちろんなるべく正確な内容を書きたいと思ってはいるのだが、なにせH.264 / MPEG-4 Part10 Advanced Video Codec自体が先進的で複雑だ。加えてx264のコードベースはかなり大きくなってきており、限られた時間の中で全てを読み取ることがなかなかできない。
猫科研究所でx264を扱い始めたのはr1000付近であり、x264の内部のコードを読み始めたのはr1070あたりなので、猫科研究所はx264に関してまだまだnewbie(新参者・初心者)である。しかも、Doom9やIRCに顔を出して開発陣に質問するほどの余力もなく、殆ど全てを独力で読み取っているので、間違いを正す機会も少ない。
なお、x264以前の猫科研究所の知識レベルとしては、グラフィック・ビデオキャプチャカードのドライバを作成していた関係で、 NTSC/PALなどのSD時代の放送規格、色空間や描画メソッド(オーバーレイやαブレンドなど)に関しては大体把握している程度のレベルになる。また、エントロピー圧縮技術は別途学んでいたのでそのあたりの知識が多少ある。つまりビデオコーデックに関する知識のスタート地点は、x264cliを使用するような方々とそれほど違いはない。一応プログラマなので、コードは多少読めるということくらいしかアドバンテージはない。
トップページにもx264に限らず「猫科人間が書いていることですので信頼性にはご注意を。参考文献として扱うことを推奨しません。」と書いているが、公表している以上参考にするなというのも無理な話ではあるだろうなぁ。
最終更新時間:2009年10月24日 03時02分59秒